
みなさんこんばんは!
RYUSEI更新担当の中西です
今回は
~舗装の選び方:インターロッキング/透水/洗い出し/砂利~
舗装は“見た目”だけで選ぶと後悔します。
熱・滑り・音・メンテ・コストという5つのレンズで評価すると、最適解が見えてきます。ここでは主要舗装の特性・下地・維持を横断比較します。
1) インターロッキング
• 特徴:色・形・パターンが豊富で意匠自由度が高い。部分補修も容易。
• 下地:粒度調整砕石で整正→砂敷き30〜50mm→敷設。縁石で逃げを止めるのが肝。
• 注意:目地砂の流出で沈み・雑草が出やすい。樹脂舗装目地で対策可能。
2) 透水性舗装
• 特徴:水溜りができにくく、ヒートアイランド抑制に貢献。雨音も静か。
• 下地:単粒砕石で保水・浸透層を形成。不織布で目詰まりを抑える。
• 注意:目詰まりによる機能低下。年1回の高圧洗浄が有効。
3) 洗い出し・樹脂舗装
• 特徴:骨材の表情が出て高級感。滑りにくく、色幅も広い。
• 下地:コンクリート下地+仕上げ層。下地精度が仕上がりを左右。
• 注意:樹脂は紫外線で経年変化。定期的なトップコートで保護。
4) 砂利・クラッシャーラン
• 特徴:コストパフォーマンス良好、防犯砂利は踏む音で抑止効果。DIYとも相性◎。
• 下地:防草シート必須。端部見切りで流出を防ぐ。
• 注意:掃除・雪かきがやや面倒。車輪の轍が付きやすい。
5) タイル・自然石
• 特徴:高意匠・重厚感。陰影の美しさは随一。
• 下地:コンクリート下地+接着モルタル。凍害・滑りへの配慮が必須。
• 注意:目地が水の通り道になる。雨仕舞いと排水勾配を厳密に。
6) 熱・滑り・音のスコアリング️
• 熱:コンクリート>タイル>インターロッキング≒洗い出し>砂利(樹木で日陰化)
• 滑り:刷毛引き≒洗い出し>インターロッキング>タイル(表面処理次第)
• 音:砂利(大)>インター(中)>コンクリート(小)
7) メンテと更新計画
• 5年・10年の節目で高圧洗浄・目地補修・トップコート更新を計画。部分補修のしやすさも素材選びの指標に。
まとめ:舗装は見た目×性能×更新性で選ぶ。敷地の日照・雨量・使い方を観察し、下地設計から最適解を導きましょう。