
みなさんこんばんは!
RYUSEI更新担当の中西です
今回は
囲いは「閉じる」ためだけのものではありません。
視線コントロール・風の抜け・防犯・街並み調和を同時に満たすことで、
住まい全体の完成度が一段上がります。️
| タイプ | 特徴 | ポイント |
|---|---|---|
| 透過率0%(完全目隠し) | プライバシー重視 | 閉塞感・防犯面に注意 |
| 透過率30〜40%(ルーバー) | 通風+視線カット | 板ピッチ・角度で視線を調整 |
| 透過率60%前後(メッシュ・縦格子) | 開放的で軽快感 | 登攀性が低く防犯に有利、影の表情が美しい |
設計のコツ:
玄関や窓との位置関係を見ながら、見せたい/隠したいのバランスを決定。
| 材質 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| アルミ・ステンレス | 軽量・耐食性◎ | 海沿いでは接合部の電蝕対策を |
| スチール(溶融亜鉛めっき) | 高強度・重厚感 | 定期塗装が前提。錆の早期発見を。 |
| 木・木調パネル | 温かみ・ナチュラル | 防腐・防蟻・UV保護。背面通気と雨だれ対策を。 |
柱ピッチ:一般に 2.0m前後。隅部や控えで剛性を補強。
基礎:凍結深度・地耐力に応じて根入れ。モルタル空隙を残さない施工。
高さ目安:
・1.2〜1.6m:歩行目線の目隠しに効果的。
・条例・道路後退ラインに注意。
| 形式 | 特徴 | 留意点 |
|---|---|---|
| 片開き/両開き | オーソドックス。高級感あり。 | 開閉スペースと道路勾配をチェック。 |
| 引き戸タイプ | 風に強く安全。 | レールの砂詰まり対策が必須。 |
| オートゲート | 駐車台数が多い家庭に最適。 | 安全センサー/停電時開放方法を確保。 |
人・車・風の流れを意識して、開閉方向・スペースをシミュレーション。
死角を作らない
高すぎる目隠しは逆効果。腰壁+透過フェンスで「見せる抑止」。
登攀(クライミング)対策
丸頭キャップ・頂部の角面取り。足掛かりとなる横桟の位置を下げる。
鍵・蝶番の工夫
外開き時はトルクヒンジ/内側ビス固定で分解防止。
隙間寸法:100mm以下を基準。小型犬はさらに狭く。
安全構造:足洗い場や飛び出し防止用サブゲートを設ける。
視線の高さを意識し、外が見えすぎない安心設計を。
| 部位 | サイクル | メンテ内容 |
|---|---|---|
| 蝶番・ヒンジ | 5〜10年 | グリス注油・摩耗点検 |
| 錠前・ラッチ | 5〜10年 | 作動確認・交換対応 |
| 塗装・表面保護 | 材質により年1〜2回 | 洗浄・再塗装・防錆処理 |
定期点検を“外構の家守り”としてルーチン化。
素材 × 透過率 × 高さ の三位一体設計で
「閉じすぎない安全性」を実現。
防犯と景観を両立させることで、
街との関係性が美しく整う。
フェンスや門は、「家の表情」そのもの。
外構全体のデザインコードに合わせて設計すると完成度が跳ね上がります。✨