
みなさんこんばんは!
RYUSEI更新担当の中西です
今回は
目次
駐車場は毎日使う外構最大の可動部。
「停めやすさ」「降りやすさ」「濡れにくさ」の3条件を満たせば、
住まい全体の満足度が一段上がります。
ここでは寸法・勾配・柱位置・積雪荷重・耐風まで、
実務で役立つポイントを体系的に整理します。🧭
| 種別 | 標準寸法 | ポイント |
|---|---|---|
| 1台分 | 2.5 × 5.0m | 軽自動車なら2.3 × 4.7mでも可。ドア開閉に+300〜500mmの余裕を。👨👩👧👦 |
| 並列2台 | 5.0〜5.5m | 柱・壁際は+0.3m余白を確保。 |
| 縦列2台 | 2.7 × 10.0m | 切り返し不要の直線動線を優先。 |
| 歩行帯 | 0.9〜1.2m | 車脇に安全帯を設ける。 |
| 勾配 | 車路2〜3%、歩行帯1〜1.5% | 横断側溝の乗り入れ角に注意。⛰️ |
前面道路幅 × 駐車角度(例:45°)で切り返し回数が決まる。
見通し確保:ミラー・カメラの補助、角地では植栽高さを抑える。👀
雨天動線:
・屋根のかかる降車スペースを玄関寄りに。
・ベビーカー・チャイルドシート家庭は両側ドア開放を想定し屋根を張り出す。☔
| 型式 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 片持ち(片側支持) | 出し入れが快適。車の横スペース広く取れる。 | 側風によるねじれ、柱基礎の大型化に注意。 |
| 両支持(両側柱) | 耐風・耐雪に強い構造。 | 柱がドア開閉に干渉しやすい→柱芯を前後でずらす。 |
| 後方支持 | 間口を広く使える。 | 梁スパン・基礎剛性が鍵。積雪地では梁たわみの計算必須。📐 |
積雪荷重:地域基準を確認し、耐雪○○cm仕様を選択。
梁スパン短縮・支柱増設で強度調整可能。
落雪・凍結対策:
屋根勾配・雪止めの位置、融雪ドレンの凍結しにくい配置を検討。
耐風性能:
台風地域では風速基準の高い仕様を採用。
屋根パネルの抜け止め構造と基礎根入れ深さが重要。🌀
雨樋:落ち葉防止ストレーナを装着し、排水桝までの勾配を確保。
照明計画:
・降車位置に足元灯。
・車路にラインライトで視認性UP。
・人感+タイマーで省エネ。
電源・EV対応:
・200Vコンセント先行配線
・将来のEV充電器用にCD管先行配管を忘れずに。🔌
見通し確保:塀で囲いすぎず、道路側からの自然監視を活かす。
防犯カメラ:逆光を避けた角度で設置。
車止め:建物への衝突防止。
輪止めブロックは低め・つまづき防止形状を選ぶ。
| 材料 | 特徴 | メンテポイント |
|---|---|---|
| 土間コンクリート(刷毛引き) | 標準・耐久性高い | 誘発目地を設けてひび割れ防止 |
| スタンプ/洗い出し仕上げ | 高級感を演出 | 美観維持のため清掃定期化 |
| 透水性舗装 | 水たまり防止・環境配慮 | 目詰まり防止の清掃計画が必要 |
寸法 × 柱 × 気候 の三点設計が肝。
将来の 車種変更・EV化・子育て期対応 まで見越して余白を残す。
「使う人の動線」と「地域の気候」に合わせた設計こそ、
毎日の満足度を決める外構計画です。